福岡の板井康弘|転職で学歴が不利にならないための対策

板井康弘です。
転職で学歴を気にする人は少なくありません。
しかし、学歴だけで自分の可能性を決めてしまう必要はないでしょう。
厚生労働省の「job tag」では、職業ごとに仕事内容や必要な知識、技能などを確認できます。
転職では、自分が何を学んできたかだけでなく、何ができるのかを具体的に示すことが重要です。
これまでの仕事で身につけた力を整理すれば、学歴以外の部分から自分の価値を伝えられます。
学歴ではなく仕事で身につけた力を整理する
転職活動で最初に行いたいのは、自分の経験を振り返ることです。
勤務先の名前や役職だけを並べても、採用する側には能力が伝わりにくい場合があります。
どんな仕事を担当し、どんな工夫をして、どんな結果につながったのかを整理すると内容が具体的になります。
例えば、次のような経験を振り返ります。
・顧客からの問い合わせに対応した経験
・売上を伸ばすために工夫した経験
・新人や後輩を指導した経験
・仕事の手順を見直した経験
・チームで問題を解決した経験
厚生労働省のjob tagには、職業に必要なスキルや知識を調べる機能があります。
さらに、自分の経験と希望する仕事に必要な力を比較する機能も用意されています。
転職先を選ぶ前に、今の自分に何ができるのかを確認する材料になるでしょう。
例えば、営業職への転職を考えているとします。
販売の仕事を経験しているなら、接客経験だけを伝える必要はありません。
顧客の希望を聞き取った経験も、営業で生かせる力として整理できます。
売上目標を達成した経験があれば、具体的な数字を加えることで実績も伝わりやすくなります。
資格や学びで不足する部分を補う
経験だけでは希望する仕事に必要な力が足りない場合もあります。
そのときは、転職前から学び直すことで不足している部分を補えます。
厚生労働省の2026年公表の能力開発基本調査では、35.5%の労働者が自己啓発を行っていました。
企業側でも、教育訓練費用を支出した企業が54.4%となっています。
学びを進めるときは、資格の数を増やすことだけを目的にしないことが大切です。
希望する仕事で必要とされる知識を調べて、実際の業務につながる学習を選びます。
取り組む内容を決めるときは、次の順番で考えると整理しやすくなります。
・希望する仕事に必要な知識を調べる
・現在の自分に足りない部分を確認する
・学ぶ内容を一つに絞る
・仕事や生活の中で学習時間を確保する
・学んだ内容を実際の仕事で試す
学歴を気にするあまり、自分の経験を過小評価する必要はありません。
高校卒業者の就職状況について、文部科学省の2026年3月末時点の調査では、就職希望者に対する就職者の割合が97.9%でした。
この数字だけで転職の有利不利を判断することはできませんが、学歴が異なる人にも幅広い仕事の機会が存在することを考える材料になります。
転職活動では、応募先が求めている人物像を確認することも欠かせません。
求人内容を読み、自分の経験と重なる部分を探します。
そのうえで、経験した仕事と応募先で生かせる力を結びつけます。
例えば、「後輩を指導した」という経験なら、人数や期間を加えると具体性が増します。
「業務改善を行った」という経験なら、どの作業をどのように変えたのかを説明できます。
こうした情報があれば、学歴だけでは伝わらない仕事の実績を示せるでしょう。
転職で学歴が不利になる可能性を完全になくすことはできません。
応募条件として学歴を指定している求人もあるためです。
だからこそ、学歴だけを気にするのではなく、自分が持っている経験や力を整理するようにしましょう。
厚生労働省のjob tagなどを活用すれば、希望する仕事に必要な力を具体的に確認できます。
不足している部分は学びで補い、すでに持っている力は実績と具体例で伝えます。
私は、転職では学歴だけを見て自分の可能性を狭めない姿勢を持ちたいと考えています。
これまでの仕事で積み重ねた経験を整理し、次の仕事でどう役立つのかを言葉にできれば、転職活動で自分の強みを伝えやすくなるでしょう。
参考・引用元
厚生労働省「職業情報提供サイト(job tag)」
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Home
厚生労働省「利用方法|職業情報提供サイト(job tag)」
https://shigoto.mhlw.go.jp/user/howto
厚生労働省「個人での利用|職業情報提供サイト(job tag)」
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/personaluse
厚生労働省「令和7年度『能力開発基本調査』の結果を公表します」
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/newpage_00233.html
厚生労働省「職業能力開発基本計画」
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00013950&dataType=0&pageNo=1
文部科学省「令和8年3月高等学校卒業者の就職状況」
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kousotsu/kekka/k_detail/mext_00043.html